むち打ちとは、交通事故やスポーツでの接触による、首の捻挫です。首が衝撃を受けた際に、鞭(むち)のようにS字にしなるため、むちうちと呼ばれています。むち打ちは首の捻挫とはいえ、自宅療養でも治りやすい「足首や手首に見られるような捻挫」とは異なります。
首には、体重の10%に相当する「頭部」を支える役割があるためです。その負荷を受けることから、むち打ち治療は長くかかる傾向にあり、当院をはじめとする専門家の力も欠かせません。
一口にむち打ちと言っても、実はいくつかの種類が存在します。なかでも、むち打ちの代表格といわれているのが「頚椎捻挫型」です。「けいついねんざがた」と読み、首の骨の正式名称を頸椎といいます。